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合唱コンクールの新たな定番曲誕生!?

2008/10/07 配信

いま、中学生の合唱コンクールでいちばん「歌われている」曲は何か? といえば、アンジェラ・アキの「手紙」ではないだろうか。


もともとは、NHK全国学校音楽コンクール(略して「音コン」「Nコン」とも呼ばれる)の中学校部門課題曲として、今年の3月に発表された合唱曲だ。


「音コン」では、近年では吉田美和、森山直太郎、小椋桂などJ-POPアーティストによる新作課題曲を採用しているが、今年度は、アンジェラ・アキが中学校部門に曲を提供した。そして合唱に取り組む中学生たちから、楽曲の良さが少しずつ広がっていったという。


この動きをみたNHKでは、5月に「拝啓 十五の君へ~アンジェラ・アキと中学生たち」というタイトルで、アンジェラ・アキと「音コン」参加を目指す中学生との交流を描いたドキュメンタリーを放送、7月からは「みんなのうた」でも紹介がはじまり、さらに9月18日には、5月の番組に登場した生徒たちのその後を追う続編を放送した。


今回の「音コン」公式サイトには、「手紙」の反響を受けて作ったと思われる特別サイトが設けられ、「未来の自分」に手紙を送るコーナーに、連日多くの書き込みが集まっている。



ブログでの反響も大きい。kizasi.jpで「アンジェラ・アキ 手紙」と検索し、エントリー推移を見てみると、最初にドキュメンタリーが放送された5月から反応が見えはじめ、「みんなのうた」での放送から急上昇、9月の第二弾と秋の学園祭~合唱シーズン、さらに本人版シングルの発売と続き、盛り上がりは頂点に達している。



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【データは2008年10月3日10:40現在】


書き込みの内容も、この曲に触れたときの驚きや感動が率直に現れている。とくに、この曲を合唱で歌う中学生、そして彼らの周囲にいる大人~保護者、合唱関係者からの反応が目立っている。

■中学生のブログ

  • マジイイ曲★まずは県大会目指してがんばりマス
  • 15歳の私たちの気持ちがあって共感できて、すごい勇気付けられます
  • ほとんどの中学校で歌ってるらしいです。神曲じゃね?

■保護者のブログ

  • 私も妻も子供達も、この曲に引き込まれました。
  • 「手紙」を娘とマスターするべく、子ども達とカラオケに行きます

■指導者・関係者のブログ

  • 生徒もとても気に入ってくれ、7月から斉唱で歌い続けてきました。
  • 歌う中学生にはとても評判がいいです

さらに、過去、音コンに参加したOBたちの”懐かしい” ”合唱の魅力を思い出した”、という声も多く見られ様々な世代への反響の大きさが伺える。



一部のブログでは、「手紙」をめぐる一連の動きが、途中からNHKの戦略ぽくなってきたこと、また、コンクール中にもかかわらずシングルが発売されたことなどを、批判する意見も見られる。

  • 「紅白」はもう決まりだね
  • オリジナルが存在してしまうのは、合唱曲としての世界観を狭めてしまう気がします


しかし、中学生たちが「手紙」を自分たちの心の言葉として歌うことに意味がある。

歌詞にもあるとおり、生きていく勇気を得ることができたら、そこにこそ「なぜ歌うのか/合唱するのか」の答えがあるのではないだろうか。

  • 上手下手だけではなくて、歌ってる人が幸せになったり、豊かになっていけたら・・・
  • 一生懸命皆で練習した歌が、いつか心の支えになったらいいなあと思います。
  • 「合唱」という文化は、学校生活の中でとても大切で、消えてはいけないと思いました。

小・中・高校各部門の全国大会は、それぞれ10月11~13日に、NHKホールで行われる。
これまでも多くの合唱曲を世に出してきた「音コン」。今年の「手紙」も、未来の中学生たちによって歌い継がれる名曲となることだろう。

(田中恵美)


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■関連サイト
NHK全国学校音楽コンクール
NHK全国学校音楽コンクール スペシャルウェブサイト「Nコン on the web」


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