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戦艦大和の引き上げは是か非か

2009/01/30 配信

造船の街、広島県の呉市で、地元の商工会議所などが中心となって「戦艦大和引き上げ準備委員会」が初会合を開いた。

戦艦大和は、第二次世界大戦の後期に呉市で建造された史上最大の戦艦だ。旧日本海軍が編成した連合艦隊の旗艦となった。


1945年4月7日、米軍の攻撃を受けて沈没。現在は鹿児島県の坊ノ岬沖の海底に眠っている。


戦艦大和の話題はブログでも継続的に語られているが、「戦艦大和引き揚げ準備委員会」のニュースが報じられた直後は、注目度が一気に高まった。


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【データは2009年1月27日22時00分現在】

「戦争」という不幸な歴史が絡むだけに、戦艦大和の引き上げに関しては賛否が真っ二つに分かれる。


●賛成派●

  • 歴史的な建造物だから引き上げ賛成
  • 最終的には船体すべてを引き上げて展示して欲しい
  • 引き上げに成功すれば費用の何倍もの経済効果が生まれるのでは?

●反対派●

  • 町おこしとか商売のためには使われて欲しくない
  • 引き上げても維持できるのか?
  • 戦没遺族とはしっかり話し合うべき

引き上げの費用は数十億から数百億と見込まれており、基本的に「募金」で賄うという(船体全体の引き上げには数百億、船体の一部引き上げでも数十億かかるとされ、現実的には後者を目指す構想)。


この点については、「喜んで募金します」という賛成派の一方で、


  • 引き上げ費用は募金って本気で言ってるのか?
  • もし計画が中止になったら集めたお金はどうするつもりだ!?

という懐疑的な声も多い。


また、戦艦大和の引き上げを巡っては、戦没者への心遣いがもっとも賛否が分かれるところだ。賛否の意見は、


  • 引き上げて供養して欲しい
  • 今のままそっと眠らせてあげて欲しい

という2点に集約される。


どちらも言わば正論なので、実際に引き上げ計画が動き出したとすれば、大きな議論を巻き起こすだろう。いずれにしても、戦没者の魂を冒涜するようなマネだけは厳に慎んでもらいたい。

(林利明)


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コメント

hs

今よりもっと科学が進み、いとも簡単に引き上げができるようになったらやればいい。
今はもっと別にすることがあるんじゃないか?
戦没者御霊供養の仕方も別にあるはず。
世界は平和になったか?核は廃絶されたか?
引き上げて、展示したら平和になるのか?
やり方に疑問が残る。
よく考えて、興味本位でなく、真にやるべきことを今一度論議するのもいい。

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