ブログから、話題を知る、きざしを見つける

2009年度、本屋大賞の行方は…!?

2009/02/04 配信

2009年度の本屋大賞ノミネート作品が1月20日に発表された。
ノミネート作品は、以下の10作品だ。


『悼む人』著/天童荒太(文藝春秋)
『告白』著/湊かなえ(双葉社)
『出星前夜』著/飯嶋和一(小学館)
『ジョーカー・ゲーム』著/柳広司 (角川書店)
『新世界より(上下)』著/貴志祐介(講談社)
『テンペスト(上下)』著/池上永一(角川書店)
『のぼうの城』著/和田竜 (小学館)
『ボックス!』著/百田尚樹(太田出版)
『モダンタイムス』著/伊坂幸太郎(講談社)
『流星の絆』著/東野圭吾(講談社)


090204honya
【データは2009年2月2日5時34分現在】

この発表を受けて、ブロガーたちの間でも受賞作予測がにわかに活気づいてきた。
もちろん、「本が売れない(泣)」(by 出版業界)が当たり前となっている状況が示す通り、それほどブログの書き込みも多くはないのだけれど…。


  • 「イチオシは『ボックス!』です。ボクシングの奥の深さがよくわかる爽快な作品」
  • 「ノミネート作品の中では、『ボックス!』と『ジョーカー・ゲーム』が最有力候補かな」
  • 「天童荒太の『悼む人』に取ってほしいな。正直、天童作品としては、『永遠の仔』のほうが上だと思うけど」

書き込みの中で、目立っていたのは『ボックス!』と『ジョーカー・ゲーム』の2作品。
プッシュされている理由には、著者である百田尚樹と柳広司が、まだ大ブレイクしていないという背景もあるようだ。


  • 「東野圭吾や伊坂幸太郎に賞をあげて、これ以上売り出す必要はないのでは?」
  • 「そもそも、本屋大賞自体、本屋さんが一番売りたい本を選ぶわけだから、すでに売れている本はハズしていいんじゃない?」
  • 「『告白』や『のぼうの城』もおもしろいけど、メディアでも取り上げられて、もう十分売れているからねぇ」

なるほど。
確かに、本屋大賞のウェブサイトには、「出版業界に新しい流れをつくる、しいては出版業界を現場から盛り上げていけないかと考え、同賞を発案しました」と賞が制定された経緯が記されている。好きな作家や作品に受賞してほしいという気持ちはあるものの、これから伸びてほしい人に受賞してほしいというのが読書家たちの本心であるらしい。


過去、本屋大賞を受賞した作品は2004年度から順に、

『博士の愛した数式』著/小川洋子
『夜のピクニック』著/恩田陸
『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』著/リリー・フランキー
『一瞬の風になれ』著/佐藤多佳子
『ゴールデンスランバー』著/伊坂幸太郎。

受賞作は、いずれも大賞受賞後に部数を伸ばし、『ゴールデンスランバー』以外は映画化もされヒットを記録。出版社にとっては、のどから手が出るほどほしい賞だろう。本屋大賞には、利権がからむようないかがわしい見方がされていないことも評価したいところだ。


  • 「誰もが楽しめる本が選ばれている賞だと思います」
  • 「文藝春秋がバックについている直木賞や芥川賞と違って、書店員が選んでいるところがいいですね」
  • 「本屋大賞や、本屋大賞の2位を受賞している本には、外れなし!」

ノミネート作品は、すでに書店の棚に並んでいるわけなので、


  • 「ノミネート作品を全部買いました。これから読むつもり」

というブロガーのように、すべて大賞発表前に読破してしまうというのもありだろう。読み込んだうえで受賞作品を予測すれば、4月6日の受賞作発表の日がとても待ち遠しくなるはずである。


活字離れが叫ばれて久しいが、質の高い本がなくなったというわけではない。そしていまも昔と変わらず、良質な本との出会いは人生にすばらしい恵みを運んでくれるものだ。たとえば、一冊の本から、人生がまるっきり変わってしまうことも、決して珍しいことではない。


本屋大賞は、誰もが本に触れられる素敵なきっかけを与えてくれる賞である。この機会に書店に立ち寄って、気になった本を2冊、3冊と、手に取ってみてはいかがだろう。

(井上晶夫)


-----

■関連記事
犯人は意外?「流星の絆」が最終回
ドラマと本で夢をかなえるゾぅ!
86歳の女子高生?「ぱーぷる」の正体


■「井上晶夫」の他の記事を読む
松ケン全裸!?「銭ゲバ」がスタート!
謎の新仮面ライダー、ディケイド登場!
どうなる!? ワークシェアリング導入


■kizasi.jpでみる
最新の「本屋大賞」

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

最近の記事
モバイル版 kizasiジャーナル

左のQRコードを読み取るとモバイル版(http://journal.kizasi.jp
/archives.html)にアクセスできます。

© kizasi Company, Inc. All Rights Reserved.