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服用する?インフルエンザの新薬「リレンザ」

2009/02/03 配信

いま、日本中でインフルエンザが大流行している。多くの地方自治体から「インフルエンザ警報」が出され、学校でも学級閉鎖などが相次いでいる。職場で流行し、感染した人もいるだろう。

kizasi.jpで、ブログに書かれた「インフルエンザ」というワードの数を検索してみると、年末年始に一時減ったものの、1月中旬以降急増している。



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【データは2009年2月1日21:51現在】

また1月30日のワードベスト100ランキングを例にとると、15位「インフルエンザ警報」、17位「リレンザ」、29位「学年閉鎖」、39位「インフルエンザA」、46位「マスク着用」、59位「手洗いうがい」、82位「欠席者」と、インフルエンザ関連のキーワードが7個もランクインしている。


中でも、特に今年クローズアップされている言葉は「リレンザ」だ。

リレンザは2007年に投与が認可された新しい薬で、流行中の「Aソ連型ウイルス」にタミフルが効きにくいと言われているため、最近は多く処方されている。



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【データは2009年2月1日21:51現在】

リレンザは服用方法がちょっと変わっており、いわゆる「飲み薬」ではなく、専用の吸入器で粉薬を吸って服用する。そのため、初めて服用した人からはさまざまな感想があがっている。


  • 「ただ空気を吸ってるだけのようで、こんなので効くの?て思った」
  • 「吸入が下手で、パラパラ薬を零してしまいました」
  • 「息子は吸わずに吹いてしまいました。子供には意外と難しいです」
  • 「よく出来てると思うけど、高熱でうなされてる時は面倒くさいかも」

ただし、効き目に関しては、本人の症状や体質などにより、結果的に「効いた」「効かなかった」に二分されている。タミフルが効かないと思われた際の代わりにはなるが、必ずしも「タミフルより効く」とはいえないようだ。


  • 「リレンザは初めてだったのですが、24時間で解熱しました」
  • 「効かないみたい。タミフルのほうがよかったかなぁ」

また、タミフルと同様、特に年少者の服用には注意が必要で「子どもには服用してもらえなかった」という親からの書き込みも目立つ。


しかし、患者やその家族がもっとも戸惑っているのは、「タミフルとリレンザ、どちらを選ぶか、あるいはどちらも服用しないか」の選択を、医者から迫られたことだという。


  • 「どっちがいいかって?患者に聞かれても困る!」
  • 「お母さんが処方するかしないか判断してくださいといわれ、悩んでしまいました」
  • 「何も飲まないと長引くし、中耳炎や肺炎になる可能性もあるし、どちらかを選ばないと」

確かに、インフルエンザでは患者を速やかに治療し、流行を食い止めなければならない。しかし、医療ミスが大きな社会問題になっている現状もあり、医師側も薬の処方に慎重な様子が伺える。


あるブロガーが「(患者側も)薬の予備知識がなければいけないのだな~と感じました」と書き込んでいたが、確かにこれまでの医療は、治療について医師側に任せきりにすることが当たり前だった。


これからは患者の側も、自己判断が出来るだけの、最低限の知識を持つことが求められている。今回のインフルエンザ流行を通じて、そのことを改めて感じた人も、多かったのではないだろうか。

(田中恵美)


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