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忌野清志郎の死が問いかける

2009/05/14 配信

忌野清志郎は、「音楽は時代の刺激剤であるべきだ」という信念を持っていた。

そのため、反原発を扱ったアルバム「COVERS」やパンクロック風にアレンジした「君が代」が入ったアルバム「冬の十字架」が一時、発売中止になるほか、FMで中継されていたコンサートで突然「「あこがれの北朝鮮」や「君が代」を歌い出し、放送が中断されることもあった。

たとえどんなときでも言いたいことは言う。どんな相手にも言う。こんな風に生き方としてのロックを体現している人は、いまの音楽業界には見あたらない。
清志郎の死は、音楽業界のみならず、芸能界に、そして何より清志郎ファンに、大きな喪失感をもたらしている。


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データは2009年5月11日16時55分現在】

清志郎ファンのブログには、


  • 何も書くことがありません。哀しすぎて、言葉にならない…
  • 事実がちゃんと受け止められない。また『ベイベ~』って笑いながら平気な顔で出てきそう
  • オレの人生を変えてくれた清志郎。歌声を聴いてると涙出てくるよ

といった悲痛な心を綴ったものから、


  • 悲しむことなんてきっと清志郎は望んでいない。彼の意志を忘れないことが大事
  • 『オレが死なせない』と言った泉谷しげるに賛成。これからもCDを買ってもりあげようぜ
  • 今日はみんなで清志郎の歌を歌いませんか。その歌声をいつまでも忘れないように

死を受け止めつつも、彼の魂を継承させていこうと誓うものまでさまざまだ。
失ってみて初めてその大きさが理解できるとはよく言ったものだ。清志郎の死がどれほどのインパクトを生んだのかは、グラフを見ればわかっていただけるだろう。


告別式や葬儀には、芸能関係からミュージシャンまで多数の著名人が訪れ、ファンも長蛇の列を作った。また、追悼番組も放送されたが、メディアのあり方に不信感を覚える人は少なくなかったようで、


  • チャボに『写真写せないからどいてくれ』とか言ってたカメラマン、何考えてんだよ!
  • 追悼番組ったって、過激な清志郎はオンエアできないんだろ? 死んだら良い人という扱いはぬるすぎる
  • FM東京~、腐ったラジオ~、FM東京~、政治家の手先~、を流せるところはないだろうな(笑)

という書き込みも。
人気のある清志郎は放送したいが、過激すぎるところは自粛。確かにこれでは、清志郎の本質は理解できない。彼のすべてが正しかったわけではないだろうが、問題意識を刺激する存在として、希有だったことは間違いない。ロックとはいったいどういうことなのか。清志郎の死が、改めて人々に問いかけている。

(井上晶夫)




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