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「ネット敗北宣言」にブロガーの声は?

2009/06/22 配信

タイトルが「釣り」といった声も多い「ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言」(中川淳一郎、光文社新書)という本が話題だ。

なお、「釣り」とは、ウソや過激な言葉で過剰な反応を誘うといった意味のネット用語である。

この挑発的なタイトルにウェブの住民であるブロガーたちから異論・反論の声が渦巻いているかと思ったが、ブログの意見はおとなしめなものばかり。実際に読んだ人からはこの本を評価する声が多いようなのだ。


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【データは2009年6月18日5時39分現在】

面白いだけでなく役に立つという感想も目立った。ニュースサイトの編集者であり、元広告代理店でPR業務をやっていたという著者の視点には、いろいろと参考になることも多いようだ。


  • 読んでみて良かったというのが率直な感想。かなり真っ当な内容であり、言わんとすることがわかったから。
  • ネットでウケるための要素やネットに対する見方など。ネットの性質を考察する上では参考になると思う。
  • これはブログやってる個人とか読んどいて損は無いと思った。ずばり炎上しないためにはどうすればいい?って話が書いてある。

ところで、ウェブを活用していたアメリカのバンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナーという人が、・「バカが支配している」と言ってSNSをやめる宣言をしたそうだ。
「ウェブ進化論」の梅田望夫も日本のウェブは「残念」と発言したりと、今ウェブに過度な期待をかけるのはやめようという流れもあるのかもしれない。


「そんなことはもぅ、実は何年も前から薄々気づいてはいたわけですが、それをズバリ『本』に書かれてしまうと、喪黒さんに『ドーン!!』されたような気分になるわけです。」


というコメントが、多くのネットユーザーの声を代弁しているようにも感じる。

しかし、ウェブは「バカと暇人」が支配していると認めつつも、この本の掲げる「ネット敗北宣言」には異論をとなえる声もある。


  • ウェブはバカと暇人のものという言い方は正しくない。ウェブは、リアルでは忙しくちゃんと働いている奴が、 暇つぶしにバカなことを書き込みにくるところだ。
  • バカやって楽しむみたいな部分を引き受けるのがウェブという見方はあっていいと思うんですよ。
  • でも、世界中のたくさんのバカと暇人に、生きる動機を与えているというのは、実は、ものすごいことなのかもしれません。

ネットとの付き合い方について考えるきっかけとなった人もいるようで、この本の感想の後にこんなことを書いている人もいた。


  • テレビで時間を無駄にするのはやめよう、としている一方で、いつのまにかネットで何時間も浪費している、ということは避けたい。
  • ないと困るし必要なモノを手に入れられる(もちろん、クオリティが高いかどうかはわからないわけだけど)から、中毒にならない程度に適度に付き合うのが大事。

その過激なタイトルから読まずに拒絶している人も多いと思われるこの本だが、


  • 実際読んでもいないくせにタイトルだけで判断してほしくない。
  • ネットの世界の現実の一端を知る書籍としては秀でていました。立ち読みではなく一読をお奨めします。

という声もあるように、肩肘張らずに「こういう見方もあるのかも」くらいの立ち位置で読んでみるといいのかもしれない。


(芦之由)



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