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どう思う?イルカ漁

2009/09/08 配信

和歌山県の太地町で行われているイルカ漁を隠し撮りしたドキュメンタリー映画「The Cove」が海外で上映され、日本のイルカ漁について物議を醸しだしているようだ。

さらに、これをきっかけに、太地町が姉妹都市提携を結んでいたオーストラリアのブルーム市から、提携の停止を言い渡されたという一件がニュースで報じられ、
一時、ブログでも様々な意見が飛び交った。



【データは2009年9月7日15時00分現在】

コメントの多くは、提携の停止に対し、怒りとも侘びしさとも言える感情を露わにしたもの。


    ・異文化を認めず、自分たちの価値観のみを正しいとして押し付けるなんて
    ・他国の食文化に文句言う前に、カンガルー喰ってるだろ的な反論もしたくる
    ・イルカ漁をしている事だけが友好を停止する理由なら、なんだかさびしい


など、「異文化・価値観の相違」や「一方的な判断」に納得が行かない人は多いようだ。また、少し気になる「隠し撮り」についても、


    ・許せないのは、環境保護などと大義名分を掲げて隠し撮りした連中です
    ・立ち入り禁止区域に無断で入って撮影したことは批判されるべきだろう


と、制作側への怒りの声が見られるが、一方で、


「なぜ隠し撮りしなきゃならないの?何か秘密があるの?」


と、素朴な疑問の声も。確かに、このような隠し撮りの映像を映画として容認してよいのか疑問に思う一方で、なぜ、隠し撮りの必要があったのかという疑問も生じてくる。


また、「映画では、イルカ肉が水銀で汚染されている話も告発してるらしいが、本当のところはどうなのよ?どうなの?」と、食の安全性の問題についても波紋は広がる。
イルカを食すことに関しては、


    ・牛、豚、鶏をモリモリ頂く私ですが、イルカは食べたいとは思わないなぁ
    ・今の日本の社会で、鯨やイルカを捕って食べ続ける必要はあるのかな?


など、時代の流れとともに人間の食生活も変化を続ける中、この伝統文化を継承すべきか困惑しそうなコメントもちらほら見られ、今後の行方が気になるところだ。


日本での「The Cove」公開は未定だが、イルカ漁反対派の他にも、正統なイルカ漁ならば公表すべきという視点から、日本での公開を願う声もあがっている。
日本人でもイルカを食べる地域があることを知らない人も多いなら、その漁の実態については尚更である。

もし、この「The Cove」が日本で公開されなかったとしても、日本のイルカ漁が欧米から注目視されていることは無視できない。
「The Cove」の情報のみに振り回されないためにも、今後、イルカ漁の実態認識が必要になってくるかもしれない。



(高宮真琴)



■映画オフィシャルサイト
映画『THE COVE』(海外サイト)


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コメント

ツカサ

どのような動物の生命が尊いのかは個人の主観に過ぎません。生命の尊さの指標を客観的に定義できない以上は、すべての生命は環境資源として平等と考えるべきです。

従って、自分たちの考える生命の尊さの基準を振りかざすオーストラリアには怒りを覚えますし、『かわいそう』という幼稚な意見を主張する彼らにはとても呆れます。
オーストラリア人がイルカの命を尊いと考え、それらを尊重するのは彼らの勝手です。しかし、何の客観的根拠も無い、彼らだけの生命倫理をわれわれに押し付ける権利はありません。仮に、ヒンズー教徒が牛は神聖な動物だから食べるなと主張した場合、彼らはどう反応するのでしょうか。

なお、知能が高いから食べるのは残酷であるという意見もありますが、哺乳動物や鳥類は基本的に比較的知能の高い生物です。鳥や牛までは食べるのが残酷でなく、イルカは残酷であるという線引きは、一体誰がどのような根拠に基づきしたのでしょうか。また、そもそも知能が高ければ食べてはいけないという主張にも理由がありません。

オーストラリア人には感情論ばかりではなく、もう少し論理的思考力を持って欲しいです。

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