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ウィニー裁判の逆転無罪への反応は?

2009/10/18 配信

パソコン用のファイル交換ソフト「ウィニー」の開発者、金子勇被告の控訴審にて、無罪判決が下った。問われた罪は「著作権法違反のほう助」で、一審では罰金150万円の有罪判決だったが、逆転無罪となったわけだ。



【データは2009年10月16日10時00分現在】

ウィニーについて簡単に触れておくと、ウィニーをインストールしたパソコン同士がインターネットを介して通信し、さまざまなファイルを交換・入手で きるというもの。機能そのものは非常に有用なのだが、著作権を侵害する違法なファイル(音楽や映像、ソフトウェアのコピー品など)が大量に出回っているの が実態だ。ウィニーを使って違法なファイルを送信したとして、これまで何人ものユーザーが著作権法違反で逮捕されている。


金子被告はこうした利用の実態を知りながら、ウィニーを開発・改良したとして、著作権法違反ほう助(犯罪行為の手助け)に問われた。

一審と控訴審における判決の詳細はさておき、控訴審の逆転無罪は妥当とするブロガーが目立つ。


    ・これってどう考えても悪用したほうが悪いでしょ。
    ・「ソフトを開発して有罪」なんてことにならなくてよかったと思う。
    ・違法に使われるのは分かってたと思うけど、ほう助罪は乱暴でしょう。
    ・悪用ユーザーの取り締まりを強化するほうが現実的で効果的。警察のマンパワーは厳しいのだろうけど。


無罪判決を受け、検察側は「判決内容を精査して適切に対応」と表明したが、今のところ上告という報道は聞こえてこない。


    ・たぶん上告審まで行くんじゃね?そこでどうなるか……。
    ・検察は上告しないでほしい。ほとんど難癖のレベルじゃないの?


ウィニー裁判に付随して、ファイル交換ソフトに関して冷めた意見も多い。


    ・開発者が有罪になったところで、悪用するユーザーが減るとは思わない。
    ・ウィニーが消えたとしても、ほかのファイル交換ソフトが使われるだけ。
    ・無罪でも結果(著作権法違反の横行)に対する責任が問われることは否定しない。


また、著作権を持つ権利者側への不満と、法律の不備もかなり語られている。


    ・地デジのコピー制限といい、今の法律は権利者側に甘いよな。
    ・締め付けるから違反が増える。そして権利者は収入減の悪循環。
    ・インターネット&デジタル時代に即した法整備に真剣に取り組むべき。赤字国債増発してる場合じゃねーぞ(笑)


ところで、ウィニーには情報漏洩の危険性が付きまとう。ウィニーを狙ったコンピュータウィルスが蔓延しており、このウィルスがパソコンに侵入する と、ユーザーが知らないうちにパソコンから色々なデータが外部に送信されてしまう。大手企業や官公庁からの情報流出などが多く報道されているので、見聞き したことのある人は多いと思うが、ニュースになるのは本当に氷山の一角でしかない。個人ユーザーからプライベートな情報が流出し、自宅や会社の住所などが インターネット上で公開され、引越や転職を余儀なくされた人もいる。


ウィニーをはじめとするファイル交換ソフトは、知らず知らずのうちに著作権法違反を犯す危険性があり(それを承知で悪用するのは論外)、安全上のリスクも非常に大きい。興味本位で手を出すのは、絶対にやめておくべきだ。君子危うきに近寄らず、である。



(林利明)



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