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体罰はいけないこと? それとも必要なもの?

2009/10/08 配信

2006年3月、北九州私立青葉小の男子児童が自殺したことを巡り、両親が「担任教師の体罰が原因」として、市に約8,100万円の損害賠償を求めた民事訴訟の判決が10月1日に言い渡された。福岡県地裁小倉支部の岡田健裁判長は両親の主張をほぼ全面的に認め、市に約880万円の支払いを命じた。

自殺した児童は、清掃中の教室で丸めた新聞紙を振り回して女子児童に当てたとして、担任の女性教諭にしかられ、胸ぐらをつかまれ、床に倒れ落ち、直後に教室を飛び出して自宅で首を吊ったという。

この判決が妥当だったのか、というコメントがブロガーにより多数アップされている。
091008kj 【データは、2009年10月5日17:44現在】

筆者の小学生時代を振り返ると、吹っ飛んだ眼鏡が壊れるほど激しく平手打ちされた出来事を思い出す。あれは痛かった。小学校5年生だったが、みんなの見てる前で泣いてしまいこっ恥ずかしい思いをした。しかし、自殺しようなんてことは考えもしなかった。平手打ちにはじまり、拳骨、正座など、いろんな罰を食らったが、「悪いことをしたから怒られている」という自覚はいつもあった。

コメントのトーンも全体的に筆者のトーンに近く、

  • これくらいで自殺するならオレは100回は死んでるよ
  • 酷な言い方ですが、この子はこの先生きててもどこかで自殺するでしょう
  • ひ弱すぎる。なぜ、この程度のことで自殺するのかわからない

と、男子児童に対してはこのように困惑する意見が目立つ。
また、すでに退職した女性教師には同情的で、

  • 仮に新聞が当たった相手の女の子が死んだらそれも教師のせい? それじゃあ教師はなにもできないじゃないか
  • 悪ガキはゲンコツで教えるのが当たり前。言ってもきかないんだし
  • 不幸な事件だけど、この教師を責める気にはなれない

といったコメントが集まった。
その一方で、訴訟を起こした両親には

  • モンスターペアレントとは、この両親のこと
  • こんなに脆弱な子どもに育てた両親の過保護が問題だよ
  • 女の子側も、いじめで精神的苦痛を受けたって、この両親に訴訟を起こしては?

 
など、批判的なコメントが集中。しかし、この両親に問題があるとすれば、それはどういった部分なのかについては、「甘やかしすぎでは?」という部分以外は具体的に読み取れなかった。

また、わずかに、この判決を正当とし女性教師に非があるというコメントも

  • 教師は怒れば殴る存在だってことを、親に伝えておかなかった教師に問題がある
  • 自分の子が実際自殺しちゃったら、誰でも訴訟起こすよ

と、このようにあることはあったが、見つけるのが困難なほど少なかった。

自分の過去を振り返ると、好きだった先生、嫌いだった先生など、さまざまな先生がいたが、その思いは決して体罰をされた、されなかったで分かれるものではない。体罰をともなう説教が恒例だった体育教師でも、抜群の人気があった。

昔はよかった、なんてことを言うつもりもないが、体罰に神経質すぎる教育現場や簡単に傷つき壊れてしまう児童の心の弱さが正常なものだとは思いがたい。子供たちの健全な心の育成を阻む根本的な要因はどこにあるのかだろうか、何を改善すればいいのだろうか。「ここに問題あり」という意見があれば、ぜひ聞かせてほしい。

(イノウエアキオ)




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コメント

詩人

どこに問題があるかってやっぱり両親、それに踊らされている教育委員会じゃないでしょうか。

昔と何が違うって、1番変わったのは親だと思います。それにあわせて教育委員会、先生達が変わるしかなかった。


体罰にもいろんな良い意味もあります。


全面的に肯定はしないけど、言ってわからなければわかるまで言う、それがダメなら体罰ででも教えこまなければその子の将来にも関わるんじゃないでしょうか。

親を叩きたいくらいです。

この自殺の問題も、この子がこの程度で自殺した。もちろん親は学校を責めるんでしょうけど、この程度で自殺するように育てたのはこの親です。

そこもわからないといけない。

死なせたくないならたくましく育てるべきでは?


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